今どきSEOとは_ウェブ解析士マスター 松岡亜紀子

今すぐ実践できる自社サイトのSEO

 今回はSEOについて書きたいと思います。SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称で、グーグルやヤフーといった検索エンジンで、ユーザーがキーワードを入力して検索した際に、自社のウェブサイトやブログを上位に表示させることです。検索エンジンが検索結果をどのような順番で表示するのかは、独自の判断基準があり、我々はそれに近づける必要があります。このことをSEO対策と言います。そしてその基準は、日々アップデートされています。例えばグーグルで「うどん」と検索すると、うどんに関するウェブサイトが一ページに十サイトずつ表示されます(広告を除く)。上位表示されることによって、ユーザーの目に留まる機会も増えるため、自社サービスのブランド力向上、認知度アップ、集客増加の期待が見込めます。逆に、上位に表示されなければ、ユーザーに見つけてもらうことも儘なりません。

 では、どのような対応をすれば、上位表示されやすくなるのでしょうか。現時点で重要視されているSEO対策のひとつに【E❘A❘T】があります。専門性(Expertise)権威性(Authoritativeness)信頼性(Trustworthiness)この3点を意識したサイト作りが、評価を高める上で非常に重要だと言われています。
「専門性」とは、ウェブサイトやコンテンツが、特定の分野に特化した内容であることを指します。

「権威性」とは、特定の分野において、多くの人に認められる存在であることを指します。

「信頼性」は、ウェブサイトの運営者や内容を信頼しても問題がないかを指します。例えば、病気の時はお医者さんに診てもらいます。電化製品が壊れたら、電気屋さんにお願いします。というように、何か事が生じた時、それぞれに精通した専門家に相談しますよね。権威があり、専門家なので信頼もできる。ウェブサイトの場合は、専門性や権威性を可視化するのです。ウェブサイトに掲載することで、コンテンツを作った人が誰なのか(専門性)、その人はどういった存在なのか(権威性・信頼性)を、ユーザーはもちろん検索エンジンにも認識してもらうことができます。

比較的時間をかけず容易にできることとしては、会社概要・プロフィールのページを充実させることです。沿革・受賞歴・取得資格等きちんと記載しましょう。また、ブログやコラムを活用して、専門的な知識や経験を綴っていくのも効果的です。専門性が高いウェブサイト・コンテンツを産出することで、権威性や信頼性の向上にも繋がります。グーグルは、ユーザーファーストを大事にしています。ですから、ユーザーに信頼してもらい理解してもらうサイト作りが、ひいてはSEO対策にも繋がりうるという流れになってきております。もちろん、これだけですぐに検索順位がアップする訳ではありませんが、ページ評価を上げる一助になることは期待できるのではないかと思います。

かがわ経済レポート2022年11月号
ウェブ解析士マスター 松岡亜紀子

その他かがわ経済レポート掲載

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