企業動画の活用_ITコーディネータ 川西健雄

動画を使った情報発信!押さえておきたい5つのポイント

今回は動画について書きます。特に企業が動画を使って情報を発信するために必要なことをまとめてみます。
【企業動画の種類】
・製品マニュアル ・インタビュー ・セミナーや講演会 ・社内イベント記録 ・会社紹介・プロモーション
などが一般的ではありますが、最近では技術の承継のため、先輩社員の手元を一人称視点で撮影をして後輩たちに残すという会社も増えてきました。確かに紙の資料で残すよりも効果的だと思われます。また、カタログやマニュアルに操作を説明した動画へアクセスできるQRコードを掲載することで、お客様からの問い合わせが極端に減り、本来の業務に集中できるようになったという話もよく聞くようになりました。
【企業動画の目的】
この部分は動画を作る上で最も重要なことだと思われます。その動画は「何を」「誰に」「いつ」「なぜ」「どこで」見てもらいたいですか?先程のカタログの例であれば、「マニュアル動画を」「新規ユーザーに」「製品の使い方を調べている時」「サポートを効率化するため」「作業現場で」となります。これがしっかり決まっていないと、目的以外の動画の中から必要なものを探すという手間をかけさせてしまうことになります。
【動画の長さ】
いろんな考え方があるとは思いますが、動画の長さは最大でも5分まで。できれば3分までがいいと思います。30秒以内の動画なら平均して全体の80%、1分以内の動画なら70%、5分以内の動画なら60%まで見てもらえるというデータがあります。逆に言うと5分の動画だと40%は最後まで見てくれない。本当に伝えたい部分が後半にあった場合、そこまでたどり着かないユーザーが多くなってしまいます。
時間に関してもう一つ。「最初の15秒、最後の10秒」が重要になってきます。最初の10秒くらいで違う動画に移動した経験のある方も多いのではないでしょうか?この動画が自分に関係があり続きが見たいと思ってもらうのがこの15秒です。最後の10秒は動画を最後まで見た時にお問合せ先がなければ、次に繋がりません。せっかくその商品に興味を持ってもらったのに購入先がわからない。そんなことは避けたいですよね。
【キーワードを考える】
目的の部分でも触れましたが、その「目的」を果たすには、YouTubeでどのような「検索キーワード」で見てもらうといいのかを考えます。これはかなりニッチなものでもいいと思います。製品名でもいいし、業界用語でもいいと思います。アクセス数は伸びないかもしれませんが、欲しい人に確実に見てもらえる。そんな事を意識して「タイトル」や「詳細」にキーワードをしっかり入れてください。
【サムネイル画像でPR】
YouTubeで検索した後に並ぶのが「サムネイル」何も意識しなければ勝手に選ばれた画像が表示されますが、これも目を引く画像にすることで選ばれる動画になります。

かがわ経済レポート2022年10月号
ITコーディネータ 川西健雄

その他かがわ経済レポート掲載

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