ユーザーニーズに沿ったキーワード選定を
今月は『検索キーワード』についてお話ししたいと思います。検索キーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べる際に入力する語句のことです。ウェブで検索するユーザーは、特定の目的や意図を持ってキーワードを入力し検索しています。そのニーズに応えるサイトに到達すれば、顧客となる可能性が高くなります。従って、自社ビジネスにとって最適なキーワードを見つけることはとても重要ということが言えます。
さて、みなさんのホームページはどんなキーワードを設定していますか?弊社を例に挙げると「ホームページ制作」というキーワードがあります。ホームページ制作を依頼したいユーザーをターゲットにしているからです。これを「ホームページ作成」とした場合、ホームページの作成方法が知りたいユーザーにヒットし、顧客になり得ない可能性が高くなります。〝制作〟と〝作成〟細かいことですが、検索するユーザーの意図により、ホームページにアクセスした結果が大きく異なります。
Googleは、キーワードインテント(ユーザーの検索意図)を「Know(〇〇を知りたい)」「Go(〇〇へ行きたい)」「Do(〇〇をしたい)」「Buy(〇〇を買いたい)」の4つに分類しています。どうしたいお客様とマッチングしたいのかを考え、ユーザーニーズに沿ったキーワード選定を行ってみてください。今現在、自社のホームページがどんなキーワードで検索されているのかを把握することも大事で、そこに乖離があれば早々に見直しをする必要性が高いということになります。また、ニーズの高いキーワードの発見があれば、求められているコンテンツのページを新たに作成したり、内容にボリュームを持たせたりといった対応ができます。
検索キーワード選定にはもう一つ重要なことがあります。それは、そのキーワードは需要がどれくらいあるのかということです。業界の専門用語で、ニッチなユーザー層を狙うのもひとつの手段です。ですが、広く多くの集客を目的とするのであれば、需要のあるキーワード(検索数のあるキーワード)を調べることをぜひ行って欲しいと思います。今回便利なツールをひとつご紹介します。Googleが無料で提供している「Googleトレンド」です。キーワードが検索された回数の推移を調べることができ、キーワードごとに需要の流れを追ったり、キーワード同士の比較や、対象期間を区切ったり、良く検索された地域、直近の急上昇キーワードを調べることもできます。季節性のあるキーワードなら、旬の時期から逆算してコンテンツを作成したり、今期のトレンドをピックアップした商品を前面に売り出したりといった施策が考えられます。
これらのことは、ホームページだけに限らず、ブログや広告出稿の際にも同様に言えることです。記事を書く際も、ぜひ検索キーワードを意識してタイトルや文中に織り交ぜてみてください。そして、どんなキーワードで集客出来たのか検証することをおすすめします。
かがわ経済レポート2023年1月号
ウェブ解析士マスター 松岡亜紀子
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