Google広告とコンバージョン_ウェブ解析士マスター 松岡亜紀子

Google広告とコンバージョン ~効果的な広告配信を行うためのポイント~

今月は『Google広告とコンバージョン』についてお話します。Google広告は、Googleが提供する広告プラットフォームで、Google検索結果やYouTube、Googleディスプレイネットワークなどの広告枠を活用して広告を配信することができます。Google広告の最大の特徴は、検索キーワードや地域、デバイスなどの条件を設定してターゲットを絞り込むことができることです。そのため、リーチ性の高い広告配信が可能であり、効率的な広告運用が可能となります。「紙のチラシは作成するのに、ネット上の広告にはなぜ抵抗があるの?」そんな言葉を耳にしたとき、確かにそうだなと、印象に残っている言葉です。

Google広告を活用することで、ビジネスにとって重要な指標であるコンバージョンを増やすことができます。コンバージョンとは、ユーザーがウェブサイト上で特定の行動をとることを指します。例えば、商品購入やお問い合わせ、資料ダウンロードなどです。Google広告では、このコンバージョン数を測定することができます。そして、さらに解析ツールを併用することで、より細かいユーザーの行動が読み取れます。コンバージョン数を増やすためには、広告のクオリティを高めることが必要です。Google広告のクオリティを高めるための方法をいくつかご紹介します。

①広告の質が重要
広告の品質が高くなければ、クリックされないためコンバージョンが得られません。広告のテキストや画像、ランディングページの品質を向上させることが重要です。

②ターゲット設定が重要
ターゲットに合ったキーワードを選定し、正確なマッチタイプを設定することで、広告の表示頻度を上げ、クリック率を高めることができます。また、地域や年齢層等に合わせた設定も可能です。

③入札額の調整
広告の掲載順位は、広告主が設定した入札額によって決定されます。広告主は、入札額を調整することで、クリック率を向上させることができます。

④ランディングページの品質が重要
広告をクリックしてアクセスする先のランディング(着地)ページが重要です。ユーザーが求める情報やコンテンツを提供し、スムーズな操作性を実現することが重要です。また、ランディングページのユーザー体験が良ければ、コンバージョン率が上がる可能性が高くなります。
このような方法を駆使し、広告運用を行う上で、「データ分析」がとても重要な役割を果たします。仮に、広告を出したのに、問い合わせが増えなかった場合、なぜ増えなかったのか、その原因をデータ分析から洗い出します。どのキーワードがクリックされたのか或いはされなかったのか。クリックされてウェブサイトのアクセスは増えたけれど問い合わせには繋がらなかった。課題はどこにあるのかを発見して、改善を行う。広告出稿の準備から出稿後の分析・改善まで、これらのポイントを踏まえて、ぜひ効果的な広告配信を行ってみてください。

かがわ経済レポート2023年5月号
ウェブ解析士マスター 松岡亜紀子

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